読書

ちくま学芸文庫の復刊企画。 こうして見るとこれがもう切れてるのかと思い、そして手当たり次第にチェックを入れたいとこだけれど、とりあえずルカーチ、シャルチェ、キルケゴールは復刊しとかないとだめなんじゃないかなぁと思う。つかシャルチェはマストだ…

さっきから『インシテミル』についての感想をまとめようとしているんだけど、際限なく膨らんでいってどうしようもない。

8月中に『密室キングダム』『新本格もどき』『収穫祭』『ハッピーエンドにさよならを』等々、色々と読了。

鳥飼『異界』と西澤『収穫祭』読了。感想はどちらか明日くらいに。今日から古野まほろの二作目を手に取ろうかどうか・・・。

これで本格ミステリ大賞候補作は全て読了。投票するとしたら『ゴーレムの檻』か『向日葵の咲かない夏』かな。『扉は閉ざされたまま』は上手いけれど、やはり探偵と犯人の役割の問題に無自覚そうなのが引っ掛かるし、それは『摩天楼の怪人』も同じ。『容疑者…

『向日葵の咲かない夏』の書評を書いてたんだけど、上手くまとまらん。かなり面白い作品で、読み取れることがいくつかあるんだけど・・・。ひとまず寝て明日まとめよう。

e-NOVELsの限界書評で桜庭の『GOSICK Ⅴ』が取り上げられている。書いたのは笠井。 と思っていたら、笠井は笠井でも笠井潔じゃなくて息子の笠井翔だった!

本格ミステリ大賞候補作

小説部門 『ゴーレムの檻』柄刀一 『扉は閉ざされたまま』石持浅海 『向日葵の咲かない夏』道尾秀介 『摩天楼の怪人』島田荘司 『容疑者Xの献身』東野圭吾 評論・研究部門 『探偵小説と二〇世紀精神』笠井潔 『ヒッチコック「裏窓」ミステリの映画学』加藤…

横溝再読は『八つ墓村』『本陣』『獄門島』『悪魔が来たりて』『犬神家』『夜歩く』『迷路荘』まで読んだ。というか残りは実家だったり持ってなかったり。これを機に全部揃えようかな。でも今の装丁が好きじゃない。やっぱ横溝は黒字に緑の背表紙じゃないと…

昨日の通り、今日は『犬神家』を読んでおります。

横溝強化週間。代表作をもう一度最初から再読中。今は『獄門島』。もうすぐ 気ちがいじゃが仕方がない。 に差し掛かる。明日は何にしようか。佐清にするかな。

昨日買った『ヒッチコック『裏窓』ミステリの社会学』を一章だけ読む。ひとまず女性視線をも見出せる映画という指摘以外、あまり面白くなかった。主人公と婚約者の関係と映画の構造的類似なんかも面白かったけど、事件の真相云々は微妙かな。

東野に直木賞キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 記事に「人間が描けているかで議論となったが」の文章。やっぱり彼には許容できなかったんだ。そうですよね!あんな純愛なんて『愛ルケ』の愛には到底及びませんよね!HAHAHA。 まぁ忙しい中も例の東野議論はしっかり追いか…

2005年の10冊+α②

『少女には向かない職業』桜庭一樹 おそらく一般レーベルにおいてはミステリ期待の新鋭による一般レーベル第一作。作者が拘って書き綴る、思春期ではなく「少女」の感性が見事にまとめ上げられた佳作。一つ処に落ち着かず、極と極の中間を彷徨い、武器として…

2005年の10冊+α

『神様ゲーム』麻耶雄嵩 刊行する作品のほとんどが本格ミステリの最前線である麻耶雄嵩は、ミステリーランドでも手を抜かない。本格ミステリの限界に挑み続ける彼が、『夏と冬の〜』における手法に捻りを加えて出来た新たな試み。メタレベルを登場させるだけ…

2005年、印象に残ったもの

とりあえず現物が手元に全くないので名前だけ列挙してみる。戻って暇があったらコメントつけますよ。 『神様ゲーム』麻耶雄嵩 『被害者Xの献身』東野圭吾 『交換殺人には向かない夜』東川篤哉 『ゴーレムの檻』柄刀一 『少女には向かない職業』桜庭一樹 『…

今月の講談社文芸文庫で出てる佐藤春夫の法廷ミステリらしきものが気になる。さらに今月のちくまがいい感じ。サイードと大澤をとりあえず買いたい。ちくまは来月ジジェクも出すんだよな。

な、なんだこれは

http://www.jcninc.co.jp/~a-kiba/lab/lab2.htmlひとまず買ってみなくてはなるまい(笑)。 さて、座禅@POP JAM、だ

『マヂック・オペラ』読了。あんまいい切り口が見出せないので感想は書かないかも。なんというか千街晶之は『ミステリ・オペラ』が操りの失効が前景化した作品みたいなこと言ってたけど、この作品は逆に操りの構図が強まってるような。この点をどう評価するか…

さらに続き

なんかやたらとこっそり言及しまくってるけど。というのも、今回の議論には本格ミステリ批評の重要なポイントが埋め込まれていると思っているから。すでに書いたことだけど、彼の論に反論するだけでは、さらに拡がる議論にはならなくて(ただここには今の本…

昨日の続き

二階堂HPでやはり議論が起こってる模様。別に首突っ込むつもりはないけど、定義の②はまずいと思う。作家の精神とか考え出したら(エッセイなら良いかもだけど)議論の体を為さなくなるって。それの行き着くところはタコツボ化した価値観の可能性が大なんだか…

二階堂氏のHPで言われていることだけど、『このミス』『本ミス』ともに東野圭吾が一位の模様。予想通り。 ところで二階堂氏はあの作品は本格ミステリではない、と異論を唱えているみたい。もしかすると乙一の時みたいにネット上で意見が分かれそうな気もする…

本格ミステリ・ベスト10、てか正直に言って今年の上位ってもう見えてるよな。上位三位に絶対『被害者Xの献身』と『扉は閉ざされたまま』が入ってるはず。予想としては一位『被害者』で二位『扉』ってとこかな。

『摩天楼の怪人』は読了しました。島田荘司らしい一冊でなかなか楽しめた。

もういっちょ。過ぎ行く日々はミステリ色さんのところで見つけたミステリ経験値。 本を手に入れる ○ Amazonやbk1などのオンライン書店でミステリを買う × 図書館でミステリの貸出予約をする ○ ミステリ系の雑誌を定期購読する × 「TRICK+TRAP」や「深夜プラ…

書評左翼

あらゆる小説は平等に面白い × 僕の観点からしか読めないので×と答えるのみ。 作品に点数はつけられない △ 読みの枠組みによると思う。つまりは主観的評価なら、まぁ可能かな。 ですます調 △ 上記参照。 面白くないと思ったら、それは読者の読み方が悪いから…

書評右翼

☆☆☆☆☆で五段階評価 ○ だ・である調 △ 割と変えてる。基準はないけど。 もう何年も傑作を読んでいないと主張 × んなこたーない。 劣化とかデッドコピーとか言う × ほとんど言わない、はず。 ジャンル分けが好き ○ 正確に言うなら好きなわけじゃないけど、ここ…

感想書けないので流行(?)のこちらでもやるべさ。

ひぐらしはひとまず罪滅ぼし編まで終了。うむむ。目明し編は綿流し編の裏だったのか。完結は来年夏予定。推理したいけど伏線やらを拾うのがしんどいな。全文テキストが欲しい。

ひぐらし綿流し編

この話が終わった時に僕は意地悪い方向から推理をした。この話では魅音が犯人であることを自白して終わるわけだけど、解決編がある以上、違う犯人がいるんだろうと。でも話から考えるに全く別の人物が犯人であることはありえない。例えば圭一との電話にして…