2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧
『邪魅の雫』京極夏彦 紅茶と菓子とともに京極堂をゆっくり読める幸せ。やはり期待値は大きいのです。 なんか「講談社ノベルス 京極夏彦全作品解説書」なるものが付いてきた。シリーズ年表はうれしい。
『Waiting For The Time To Be Right』THE BROTHER KITE 何の気なしにタワレコに行ったら普通に視聴機に置いてあったびっくり。しかも日本盤。解説に「今回はビーチボーイズを意識した」とあるように、全体を明るいトーンが貫いてるように思う。好みとしては…
なんだかお久しぶりで。世の中で仕事をしつつ更新してる人が超人に思える。はい。本が全然読めてません。
http://www.harashobo.co.jp/mystery/allbest.htm96年から05年というここ10年間の本格ミステリオール・ベストを決めようの巻。 とりあえずこれを機会にいろいろ再読していければ、いいな、と。やはりそれぞれの年に書かれたものという制約は加えたいので天城…
なんかもう開いた口が塞がらないってやつですね。二階堂さん、もう引っ込みつかないですよ! つうか未だに二階堂は『X』を本格ではない、という認識で論を進めているように思える。そうだとすれば巽の反論に答える義務があるし、あの作品を本格とはしている…
前作『厭物の如き憑くもの』が面白かったのだけど、今作は今ひとつか。前作は根幹のトリック自体には大きな驚きはなかったものの、日記や取材ノートなどいくつかの異なるタイプのものを事後的に纏め上げたという体裁とトリックがそれなりに絡み合って効果を…
ミニコメ。 ミステリ的には予知夢によって知った、未来の事件をどうこうするというのがメインなわけだけど、その解法は正直よく使われる方法で面白くなし。しかし内容的にカノウセカイの考えを出していて、これはおそらく今後の伏線になりそうな気配であって…
『凶鳥の如き忌むもの』三津田信三
へぇ、このシリーズって〈観察者〉シリーズって名称になるのかね。ともあれ、デビュー作『中空』、『非在』に続く、猫田+鳶山もの。おそらくこのシリーズではオーソドックスな本格をするという縛りがあるんだろう。前二作と同様に、とりたてて奇抜なところ…
あぁこの作者に対してはいつも同じことを思ってしまう。それならば感想など書かなくてもとも思うのだけれど。 〈対人地雷〉というテーマの下、そこに纏わる様々な問題を事件を通して浮かび上がらせるという手法は、正直に言って見事なものだと思う。ミステリ…
『樹霊』鳥飼否宇 『風果つる館の殺人』加賀美雅之 『顔のない敵』石持浅海 『涼宮ハルヒの消失』谷川流 『涼宮ハルヒの暴走』谷川流 『へうげもの 3』山田芳裕 鳥飼は変なことしてるのかな。オーソドックスな本格っぽいけど。
最近、どうも音に対して保守的になってるような気がする。別段、悪いことじゃないとは思うけれど、もう少し気にかけないと。