ミステリ

第七回本格ミステリ大賞

小説部門 『顔のない敵』石持浅海 『シャドウ』道尾秀介 『邪魅の雫』京極夏彦 『樹霊』鳥飼否宇 『時を巡る肖像』柄刀一 ふむ。とりたてての驚きはないけれど、強いて言えば鳥飼が驚きか。予想というほどのもんでもないけれど、まぁやっぱり道尾だろうなぁ…

今、微妙に話題になっているかもな吉野仁の日記を久しぶりにご拝見。話題の日記よりも昨日付けの日記に少し唖然。 近代的市民社会における群集の誕生とそれに伴うアイデンティティの匿名性、それと探偵小説の関連なんぞベンヤミンを嚆矢として何度も反復され…

ところで。今年の本ミス一位がこれなのかね。下位票を集めたんだろうけど。 それよりもここ10年のベスト20に西澤が入っていないのはなぜなんだ。あれだけの冒険をして成功しているってのに。容疑者は去年のアレが変に作用した感じか。まぁ投票形式である以上…

最近、読んだものを簡単に。あとからきちんと書くかも。

http://homepage1.nifty.com/NIKAIDOU/NISSI/NISSHI.htm 10月6日の日記。…駄目だこりゃ。

http://www.harashobo.co.jp/mystery/allbest.htm96年から05年というここ10年間の本格ミステリオール・ベストを決めようの巻。 とりあえずこれを機会にいろいろ再読していければ、いいな、と。やはりそれぞれの年に書かれたものという制約は加えたいので天城…

なんかもう開いた口が塞がらないってやつですね。二階堂さん、もう引っ込みつかないですよ! つうか未だに二階堂は『X』を本格ではない、という認識で論を進めているように思える。そうだとすれば巽の反論に答える義務があるし、あの作品を本格とはしている…

せっかくなんで果たして本当に森博嗣デビューのときに、評論家ばかりが彼を評価していたかを調べてみた。ただし96年と97年の本格ミステリベスト10のみ。 1996年 この年は『すべてがFになる』が4位に入っている。ちなみに刊行されたのは『すべてが』『冷たい…

ニヤニヤ、またゲドババァ氏が何か言ってるw 本格というジャンル内において「本格として甘い」だの「本格ではない」という識別行為は、そのまま排除につながる、それこそがジャンル力学だということをあの方は理解していないらしい。千野氏の論はまだ読んでいな…