2008-08-28から1日間の記事一覧

門前典之『浮遊封館』 ≪評価:3−≫

" title="浮遊封館" class="asin"> こちらも久方ぶり。自費出版の『死の命題』を除けば、『建築屍材』に続く、7年ぶり(?)のデビュー第二作。一言でいえばバカミス。しかしまぁ帯にある「怪作」という言葉が似合うか。そもそも作者にあまりトリックを隠そ…

谺健二『肺魚楼の夜』 ≪評価:3−≫

こちらは久方ぶりですね。『未明の悪夢』以来、一冊を除いて、繰り返し阪神大震災後の神戸を舞台に本格ミステリを書き続けてきた作者による新刊。やはり神戸が舞台、しかも『赫い月照』に続くシリーズもの。 端的に言って、メインとなる事件とその解決は一時…

詠坂雄二『遠海事件』 ≪評価:4≫

『リロ・グラ・シスタ』でなんというか微妙な曲者っぷりを見せた著者による第二作。こちらはまぁなかなかに手が込んだ作品であり、前作よりも楽しめるものでした。前作でも読者に驚きを与えるトリックを複数、準備し、それらを上手く組み合わせていましたが…

久方ぶりに感想でも書くよ。