『WAITING FOR THE SIRENS' CALL』NEW ORDER

Waiting for the Sirens Call
まだ数回しか聴いてないわけですが。
93年の『Republic』以来の復活を果たした前作『Get Ready』から四年振りの新作。今となっては特に目新しくもなくなったダンスミュージックと(ギター)ロックの融合、なんて言葉だけど、それをある種、愚直に体現しつづけてる彼ら。もちろんその点もすごいと思うけれど、なんといってもそのバランス感覚が絶妙だと思う。シンプルなリズムにささやかにキラキラと差込んで来るギターとシンセ、そこにしつこくなく絡んでいくベース、そしてそれらをまとめるヘタウマVoと耳当たりのいいメロディライン。これを基本としつつ色んなサウンドを試みたり取り入れたりしてるけどこの部分こそが一番の彼らだと思う。
それから彼らの音の基調にある影も大事な点じゃないかな。どんなにキラキラしててもどこかに必ず影が感じられる。例えばM-7とか。JOY DIVISIONからの出発てのが大きいかもしれないし、僕自身がそのことに引き摺られて無理矢理にでも読み取っているのかもしれないけど、僕が影を感じるのは確か。だから僕にとってNEW ORDERの曲はどんなに踊れても、一人になって聴いていたいものになる。なんにせよ、すっげぇいい。
え?「KRAFTY」日本語VERSION?・・・バーニーがんばったねって感じ(笑)出だしが耳から離れん。一ヶ月我慢出来る人は輸入盤でもいいかも。アマゾンなら1580円だし。