『IN THE BEGINNING THERE WAS RHYTHM』V.A
ニューウェイブの有名なバンドを集めたコンピレーション。といっても『まず最初にRHYTHMがあった』という題名通りRHYTHMやFUNKに拘った選曲が為されていて、単なる寄せ集めには終わっていないところが素晴らしい。A CERTAIN RATIOや23 SKIDOOはやはり実にFUNKだし、slitsは上手くDUBやFUNKのごった煮で、らしい一曲。他のもいいんだけど、中でもちょっと驚いたのがGANG OF FOURとPOP GROUPの曲かな。前者は彼らのデビューシングル(1stには未収録)なんだけどこの時点で1stよりも2ndに見られるようなFUNKさが前面に出た一曲です。でもギターはやっぱりソリッド。後者の曲はベースが効いていて、彼らの中でもかなりPOPな印象を受ける。リズム隊の上に乗るギターリフがかっこいい。たぶんナンバガ3rdの元ネタのはず。どの曲もリズムがしっかりとしていてとっつき難さがあまりないのでこの辺りの音に興味のある人にとっては入門編になるだろうし、もうすでに知ってる人にとっても、この時代のFUNKという側面を上手く切り取った良盤だと思う。オススメ。とりあえず予想以上によかった23 SKIDOOの初期音源を気合入れて中古で探そうと思います。売ってないんだよ…。
(追記)と、アマゾン見たら曲名しか載ってないですね。バンド載せておきましょうか。
- 「Shack Up」A CERTAIN RATIO
- 「Coup」23 SKIDOO
- 「To Hell With Poverty」GANG OF FOUR
- 「Being Boiled」THE HUMAN LEAGUE
- 「In the Beginning, There Was Rhythm」the slits
- 「24 Track Loop」THIS HEAT
- 「20 Jazz Funk Greats」THROBBING GRISTLE
- 「She Is Beyond Good and Evil」THE POP GROUP
- 「Sluggin' Fer Jesus」CABARET VOLTAILE
- 「Vegas el Bandito」23 SKIDOO
- 「Knife Slits Water」A CERTAIN RATIO
以上、曲順。