2004-11-29 雪 雑記 しんしんと雪が降る。 ベランダで煙草を吸いながら、建物をフレームにした風景を見る。 街灯のオレンジに照らされた雪だけが、その中で生きている。 耳に入るのは、時折通る車の音と誰かの笑い声。そして煙草の燃える音。 まるでとびきり硬質のアンビエントに浸っているような感覚。 その瞬間、あたりまえのことに思い当たる。 無音も音楽の一つなんだ。