どうやら札幌では昨日優勝パレードがあったらしくものすごい人だったらしいのだけど眠りこけてた自分にはとんと関係のないことで、というかまぁ知ってても選手がいるのを見て何が楽しいのかわからないのでどっちにしろ関係のないことで、家で牛歩ってそれはむしろ速いってことだろ的に進まない勉強をしながらその合間にネットをして様々な情報を見るわけだけど、何だかこんな記事やらこんなものとかを成城トランスカレッジさんのとこから辿って読んでしまい、さらにはフランクフルト学派に対するあれやこれやも知って、いやはやという気分になる(政治的に云々ではなく、こうしたことにはゼミで先行研究を全く踏まえていないお粗末な発表を聞かされるのと同じ気分を味わう)が、そんな中で蓮實インタビューを読んで、内容についてどうこうではなくあいかわらず映画を見ることへの欲求を誘い出すという点ではやっぱり蓮實はすごいよなと感じて何とはなしに気が晴れたままにふと窓を見ると鴉が一声残して飛び去っていった。しぱしぱする眼をこすりながら顔を洗いに行く途中で眼に飛び込んできた『映像の詩学』を本棚から手に取って今日はこれを読んで寝よう、と思う、そんな徹夜明けの朝。