2日目(8月19日)

8時過ぎに友人の「起きて〜」の悲鳴で目覚める。なぜだ、テントが崩れている!そのまま否応なしに起床。もう一方のテントに逃げ込むも暑さで寝れない。そこに人が遊びにきたので起きる。今年のフジにも行ってる人だったのでいろいろと話す。やっぱストチー最高だったよねうんうん。朝っぱらから焼酎をぐいぐい。3時間以上もだらだらまったりする。レッドで真心が始まったのをきっかけに準備。「拝啓ジョン・レノン」が最初にかかってテンションがさらに上がる。そのままレッド付近をうろつきながら真心を聴く。うわ、あんまり知らない自分でも知ってる曲連発。ちゃんと見てないけどすげぇよかった。そのまま民生でも見ようと思ったけど、来てるだろう友人に連絡を取るとグリーンで髭を見るとのこと。ということでグリーンへ。待ち時間はずっとビール。髭はやっぱり変なバンドだった。音は正直、あまりピンとこないバンドなんだけどね。二曲ほど聴いてからサンでの米米へ。

米米クラブ@サンステージ

いやぁこの人らさすがだわ。やっぱりベテランバンドは強い、しみじみそう思った。しゃべりも客の乗せ方も上手いし、お馬鹿な曲があるかと思えばみんな歌える曲もあり。二曲目くらいにいきなり「浪漫飛行」をやった。もうイントロでみんな大歓声。太陽は出てないけど適度に曇り空で、気持ちいい風が吹き抜けていってよかった。しかもそのまま続けて「君がいるだけで」! と思いきや歌い始めでストップ。「みんなこういう罠には気をつけろ」だってw おい、そのつなぎに不覚にも涙しそうになったオレの感動を返せw でもそれが嫌味になってなかったし無問題。結局、最後まで「君がいるだけで」はしなかったけど、「Shake Hip」もしたし満足でした。次はムーンライダーズだ!

ムーンライダーズ@レッド

いやぁこれはほんとに素晴らしかった。曲とかあんまり知らないんだけど、あんなに楽しいライブになるとは。人が大していなくて前のほうでも好きなように踊れたのも大きい。曲がどれもほんとにかっこよくて最後のセッションとかギターが唸ってすごかった。ちゃんとCD買います。秋に札幌に来るらしいので行きます。


ぶらぶらしてるとアーステントで大江慎也が始まったので見に行く。だって一曲目に「ロージー」やるんだもん。ソロにも興味あったし。よくも悪くもルースターズのときから大きく変わってる印象は受けなかった。まぁこんなもんかなという感じで。最後に「カモン・エブリバディー」「恋をしようよ」「テキーラ」、なにそのルースターズのいいとこどり。そもそもギターとドラムもルースターズだし。つかアースはこの時しか行ってないんだけど、音があんまりよくないと思った。この頃からさすがに眠気がピークに。踊ってても気付いたらまぶたが閉じるし足がふらつく。


終了後はレッドのベンジーを眺めながら(後でBJCの「15才」「ディズニーランドへ」「SKUNK」をやったことを知った。「SKUNK」はよくやってるからいいけどその他の二曲が…。)ふらふらムーンへ。ハラカミを見ねば。ムーンでは高橋幸宏がやってて予想以上によかった。待ち時間にピカンティのカレーを食す。なにこのまずいスープカレー。こんなのピカンティじゃない。

rei harakami feat.矢野顕子@ムーン

五分前に本人登場し、「もう始めます」だとw 相も変わらず澄んでいて気持ちのいい音。最高の子守唄。ほんとに眠くて立つこともできずに座ってうつらうつらしてた。途中から矢野顕子参加。何この最高の環境。ハラカミのバックトラックがあるからいつもみたいに自由に歌うことはできないけど、あの声とあの音が合わさってほんとに極上の歌が出来上がってた。しばらくするとハラカミが引っ込んで矢野顕子ソロになる。一曲だけ聴いてテントに戻る。向井アコエレがあるのだ。


しかし気付くとなぜかアーステントの横を歩いている。……。向井が決まる前はグリーンでsleepy.abを見ようと思ってたからだ…。引き返すのもめんどくさいのでそのままグリーンまで歩く。と、途中でTWIN TAIL(照井さん×達也×勝井さんセッション)の臨時ステージを発見してそのまま見る。ん〜かっこいいけどセッションに勝井さんが入るとそれが前面に出てきてしまう気がする。30分くらいでグリーンへ。sleepyを二曲見る。あぁこれはなかなかによろしい。確かにフィッシュマンズぽいところもあるけど、独特の雰囲気を持ってた。また見てみたい。終わると人がほとんどはけるw MONO人少ねぇ。余裕で最前までいけたけどゆらゆら踊れるように少し後ろへ。

MONO@グリーン

最高。まじ最高。完成度高い。一番楽しみにしてたバンドだったけどその期待は微塵も裏切られなかった。ギターの高音が単音で反復され、徐々にその速さや音の大きさ、構成が積み重なっていってそれが飽和したときに一気に爆発する。モグワイよりもさらに静と動がはっきりしていて、動の中にもさらに動があったりして「あ、こりゃ完璧だ」と思った。ステージもすごい緊張が張り詰めていて、とにかくよかった。


終了後にテントへ。サンステではエゴ、レッドではリクルマイがやってたけどMONOの余韻を残しておきたくてまっすぐにテントへ。DISCO TWINSまで寝ようと思うも、友人と共にムーンの近くの別の友人らのテントへ。MONOが楽しみすぎて待ち時間から眠気が飛んじゃってたのです。ちょうどムーンでは卓球のDJ。しかもRSRでは酒の販売が午前一時までなので、終了間際で酒が安売り。踊りつつ酒を飲みつつスカイフィッシュとかオゴポゴとかモケーレ・ムベンベとか摩周湖の巨大甲殻類の話で盛り上がり(何の話をしてるんだ)。その調子のままDISCO TWINS突入。

DISCO TWINS@ムーン

確か卓球が最後に「RISING SUN」(曲名こうだっけ?)をかけて、そこから繋ぎで入ったけど、もう最初から飛ばしてた。途中でアンダワのREZのあの音も使ったりして(BORN SLIPPYも使ってた気がする)、最高に踊った。でもこれ一時間半もあるのよ。3時前頃には体力がきつかったので移動。


正確に言うならレッドのSPECIAL SESSIONが見たかったのだ。しかしレッドに着くも座って見ていたらいつの間にか熟睡。気付いたら1時間近く経ってたのでテントに戻る。せっかくだし、サンでKEMURIを見つつ朝を迎えようと。

KEMURI@サンステ

いやぁラスト3曲までは正直、よく覚えてない。座ったら寝ると思って立って見てたけど、初期2作しか知らない自分には、知ってる曲やらなかったし。最後に「O-icho」と「PMA」やって終了。WESSの山本氏が出てきて最後の挨拶。でもアンコールの声でもう一度KEMURI登場。ラストに「Atoichinen」。これ、ほんとに予想外のアンコールなのかねw 計算済みな気がしないでもない。でもフェスの締めとして、この曲は完璧だと思った。「あと一年 どれだけのことができるだろう」 正直、この歌詞で泣きそうになった。まじでフジも含めて、この楽しみまであと一年。しかも自分にとって何らかの結果を出さないといけないあと一年。がんばろうと思った。


で、テント戻って最後にまったりとしてから帰宅。風呂に入って洗濯してから集まりのためにいろいろ準備して今に至る。というとこまで書いたのが昨日の夜。そのまま床で眠りこけてしまってたw というわけで今年の蝦夷のレポ終了。またもや長々となった…。

まとめ

ベストアクトはもちろんMONO。次はムーンライダーズかな。米米もよかったし2日目が特に楽しかった。今年はやたらと色んな人と話した。やっぱテントサイトではみんな暇してるんだな。