『UNION』Polaris ≪評価:4−≫

Union
Polaris3rd。つまりはDr坂田学脱退後の作品。でもやっぱりここではそれは抜きにして語りたいと思うわけです。
この前のミニアルバム『COSMOS』は、南米系のリズムや音なんかを取り入れてグッとPOPなものに仕上がっていたけれど、今作ではそうした要素は見られずに楽しいというよりしっとりと落ち着いた楽曲が並んでます。そういった意味では1st、2ndと通じる部分はあるかと思うんですが、曲全体の印象はそれらとはかなり違っていて。上手く言えないですが1st2ndではオオヤ柏原坂田という3人それぞれの音が曲の中で個性を出し合っていて、それぞれが自己主張する部分があったと思うんです。それは決してバラバラとかそういうことではなく。
で、今作ではそうじゃなくて楽器それぞれの音がメロディとか一つの空気感でまとめられているような印象を受けました。たぶんここは好みの分かれるところでこれをまとまってしまったと捉える人もいるだろうし、逆にバランスよくなったと捉える人もいると思います。正直、一聴した時はどうかなと僕は思ったけれど、何度も聴いていくうちにこれはこれで気持ちいいのではと。なんだかんだ思ってもやはりメロディがよくて、どれもいい曲なんです。やっぱりPolarisは好きです。ライブ見たい。