蝦夷レポート②

8月19日②

というわけでHEATWAVEが終わったグリーンにて友達と合流。つか友達と会うの初めてだった。この悲しみとやるせなさを切々と友達に訴えかけるも(同情しつつ)指を指して笑う鬼畜な友達。さっきまでの豪雨が止んできたのでとりあえずビールにて乾杯。でも寒くて途中で捨てた。

TABOO @GREEN OASIS

順番は川村カオリ(DJ)、SCREAM OF PRESIDENTS(LIVE)、坂田カヨ(DJ)、Scoobie Do(LIVE)、冷牟田竜之(DJ)。そこまで楽しくなかった。人多かったし、かける曲も普通だったし。スクービーのライブはMCが楽しかったし踊れてよかったけど。誰か乱入でDJとかするかなと思ってただけに残念。


終了後、テントに戻って就寝。

8月20日

またもや恒例のテントサウナで起床。またこのパターンかよ・・・。合羽やらタオルやらを干してから友達と朝飯。フジで食べていないケバヴ。やっぱ旨いわ。バンジートランポリンを目の前にテンションの高い友達。そして空中をきゃっきゃ言いながら舞う友達。その間に天気のいいことを理由に着々とビールを重ねる自分。
赤犬前に物販を覗きに行く。NATSUMEN欲しいな赤犬欲しいなHEATWAVE欲しいなぁ
・・・何も買わずにレッドへ。一時間前から赤犬待ち。人少ねぇ。またもやのビール後に屋台のおっちゃんと交渉して牛乳を売ってもらう。でっかいコップで300円。う〜ん微妙(笑)。持ち込んだマリブをどぼどぼ入れて飲む。うめぇwwwww。リハは普通に本人がしてた。和歌頭がやたらと渋い顔してた。開演前になると人がかなり集まってくる。友達は前方に。


赤犬 @RED STAR FIELD

お馴染のアメリカ国家に君が代の歌詞をのせたSE。今日の衣装は筋肉マンネタ+北海道ネタ(笑)。和歌頭はレンジ見たかったらしい。「ぺぺローション」歌いたかっただって。・・・ておい(笑)。ラストから2曲前(?)くらいに、出ましたラブソング。周りの人ごめん、ラブソングって聞いた瞬間に「UNCOー」て叫んで。去年のフジと同じく客にUNCOコールさせてた。
あぁそれから和歌頭はアップリケじゃなくブリーフの形のペンキだった(笑)。脱いだ後の「通報は勘弁してな」に大爆笑。ライブ終了後には赤犬大艶會をステージ横で限定販売。買いたかったけど諦める。と思ったら友達が瓶を抱えて駆け寄ってくる。わはは、まじかよ。



それから友達と別れ、またもレッド辺りをうろつく。次はソウルセットだ。すると大学の友達に偶然遭遇。来てるなら言ってくれよ!

Tokyo No.1 Soul Set @RED STAR FIELD

で。待ちに待ったソウルセット。見るのは初めてだったり。かなり人が入ってた。ライブはよかったです。ただDJのミスか機材のあれかはわかんないけど「JIVE ME REVOLVER」ミスったのは痛い。しかもやり直さずにそのまま次行っちゃったし。まじかよorz。でも「Jr.」のイントロが鳴った瞬間は、ソウルセット聴いてるという実感がブワッと来て感動で震えた。最後の下りでは涙こらえました。”いさぎよく選んだ道の果ての全てに満足できるとは思っていないが””おぼろげな日々がいつまでもいつまでもあることであろう”「OUTSET」もやったし最後は「SUNDAY」。夏前には新譜を出してまた来たいって言ってた。


ソウルセットの後にムーンに走り、Rei harakamiを見る。すごいきれいでよかったけど踊るってよりじっくり聴く。疲れてたのもあって草むらで寝転がりながらまったり。いや気持ちよかった。17時前にDCPRGのためにレッドへ戻る。かっこいいんだけどポリリズムだからなんか入り込めない時があるんだよな。ある瞬間にバチッと重なり合ったらものすごい気持ちいいんだけど。あとデリコ待ちの人がかなりいて、すごいポカンとしてた。どうやらこの辺りからレッドは時間が押し始めた模様。フィッシュマンズまでさらに飲みつつ寝待ち。10分前にSUNの前の方に。


フィッシュマンズ @SUN STAGE

いやもうね、フィッシュマンズの生演奏が聴けるとはね、ついぞ思わなかった。ある意味、奇跡のステージだったと思う。
1曲目はVo、原田郁子で「ウェザーリポート」。それまでずっと一面の雲だったのにこの曲の最中には夕日が見えてきて最高にきれいな夕焼け色が雲と地面の間に広がってた。歌詞通りに爽やかな風も吹いてきたし。あれは絶対どっか遠いとこからの贈り物だと思う。2曲目は永積タカシで「ナイトクルージング」。3曲目はUAで「頼りない天使」。4曲目はキヨシローで「MELODY」。最後はその四人にBIKKEを加えて「いかれたBABY」。
はっきりいってしまうと曲自体の感想は普通。特に永積とキヨシローのVoはあんまりいいと思わなかった。どうしてかっていうと永積は単純に自分があの歌い方とかがあまり好きじゃないってのがあって、キヨシローの場合はかっこよかったんだけど、何とはなしにあの場にそぐわない感じがしたから。なんというかフィッシュマンズのステージじゃなくてキヨシローのステージになっちゃってたから。でもUAは別格。踊るのも忘れて微動だにできなかった。空気がピンって張り詰めてた。
演奏もCDで聴いたときみたいな独特の空気感がなくて、野外だからかもしれないんだけどやっぱりあの声がないからかなぁとか「MELODY」の時に思ってて、そしたら聴こえてきたのが”すぐに終わる幸せさ すぐに終わる喜びさ なんでこんなに悲しいんだろう”の歌詞でその瞬間まじで胸にくるものがあって、スクリーンに映る欣ちゃんの楽しそうな顔とは逆にやたらと悲しくなった。最後の「いかれたBABY」もVoが五人もいるから、結構めちゃくちゃでせめて一人ずつ歌ってほしかった。
でもね、やっぱりフィッシュマンズを見てるっていう事実とか、この瞬間だけ晴れるっていう驚きとか好きなこの曲を聴けてるってこととか、そういうのが合わさって空を見上げながら歌ってたらポロポロ涙こぼれてきてやばかった。”悲しい時に浮かぶのはいつでも君の顔だったよ 悲しい時に笑うのはいつでも君のことだったよ”


その後はアーステントに行ってピーズを見る。実はこれも初見。グリーンのASA-CHANGも見たかったんだけど。復活後の曲ってほとんど知らないんだけど、相変わらずな音でよかった。「とどめをハデにくれ」をしたので前に行ってそのまま最後まで踊り狂う。いつか「シニタイヤツハシネ」を生で聴きたい。
それからムーンに走ってMUがちょっとでも見れるかな、と思ったけどKARAFUTOだったのであきらめてレッドで吉田美奈子を見る。渋いなぁ。ここでレッドは1時間近く押してた。そのままレッドでBRAZILIAN GIRLSを待つ。始まって見るものの期待ほどよくなかったのでLOOPAに向かう。TASAKAの時間で普通に楽しかったので前の方で好き勝手に踊る。23時近くになるとRYUKYU DISCO待ちの人がぞくぞくと。友達と合流するもONJOを見るために諦めてレッドに行く。でも押してるためまだエゴラッピンが演奏中。ありえないくらい人がいてステージ外でも待てなかったのでもう一度ムーンに逆戻り。RYUKYUはやたらと楽しげで踊りたかったけど、疲れてたし人が多かったから座ってぼんやり聴く。
でもう一度レッドに戻るもまだやってるよ(´・ω・`)。仕方が無いので離れたところで寝待ち。で気付いたらONJO始まる瞬間で慌てて飛び起きてステージ前方に。


ONJO ferturing Kahimi Karie @RED STAR FIELD

よかったですわ。実は前半は何故か左眼が痛くてあまり音に集中できなかったんだけどそれがなんとか直った後半、音に集中すると一つ一つの音にすごい緊張感があって音自体はささやくような小さなものだったりするんだけど、ものすごい切れ味で頭に届くのな。
中でもカヒミカリィポエトリーリーディングをして、それと音を絡ませてくる曲は夜中のステージに嵌まっててメロディとかが美しいわけじゃないんだけど、頭に届いた音の総体が美しいみたいな感じで総毛だった。
ラストはジム・オルークユリイカ」のカバーで、緊張感のある一音一音を聴かせる前半から最後は楽器それぞれの音がぶつかりあって混沌とした音の渦を作っていく形で最高によかった。


ほんとはこの後、グリーンにうつみようこを見に行こうと思ってたんだけどONJOが終わったのが1時過ぎで、今から行っても数曲見れるかってとこだと思って行かなかった。
なのでテントに戻って友達が買った赤犬大艶會やらで酒盛り。後ろのボヘミアンではハナレグミがゆるゆるのライブをしてた。昨日も聴いた。3人で飲んでたけどテンションがあがりまくってて笑い転げてた。結局3時のビークルまで宴会。そうそう途中でハナレグミBIKKE参加。声で気付いて走ってったら着いた瞬間、終了(笑)。
最後はあんまり見たいのなかったので友達と一緒にアースのビークルへ。その前にムーン近くのトイレに行くとまさに自分の目の前で係員にトイレ全部使用禁止ですと言われる。残るトイレは会場入り口近くの二箇所のみ。あきらめてアースに向かうも我慢できずに一人でサンへ。帰りに2chで旨いと噂の台湾屋台に。でもにらまんは売り切れ。仕方なくチキンライスを食うもこれもなかなか。それからビールを探し回るもどこも売り切れ。意味わかんね。
ビークルに戻ったけど友達と別れてレッドに。クロマニヨンがライブ中。これがレゲエとジャズちっくなファンクを合わせたような感じでよかった。そのままレッドで斉藤和義まで踊る。それからサンに。いよいよオオトリせっちゃん。でも疲れて寝てたらいつのまにか始まってて、始まってからもうとうとしててちゃんと聴いたのが「うたうたいのバラッド」と「モルダウ」くらい。でも「うたうたい」はまじでよかった。「モルダウ」も。で気付いたらなんかWESSの山本さんが最後のあいさつをしてた(笑)。最後に「歩いて帰ろう」したのは夢見心地ながらに覚えてる。
今年は雲で日の出は見れず。おいおい結局、自分二回参加して両方とも朝日見てねぇよ。それからテントを片付けてから友達のとこでだらだらと数時間話す。で、帰宅。家近いからまじで楽だ。そんなとこ。
ベストアクトは1日目、NATSUMEN。2日目、(少し複雑ながら)フィッシュマンズONJOもよかった。

以下、箇条書きに思ったこと。

  • 蜜柑は見ておきたかった
  • 雨対策もうちょっとちゃんとしようぜみんな
  • せめてビニールカッパくらい持ってこい
  • フジでどろどろになった靴が蝦夷で結構きれいになった
  • 係員の対応はダメダメ
  • 飯はフジの方がうまい
  • でも蝦夷は酒が安い、これ大きい
  • あの時のお姉さんいい思いさせてくれてサンキュ
  • せめてトイレのことはきちんと考えようや、タンクがいっぱいになるて
  • 前来た時も思ったけど物販の売り方は割といい
  • リストバンドの歌
  • 駒大優勝に喜ぶのはいいが他の奴のことも考えてくれ
  • BBBBのパレードに二回遭遇
  • 結局、向井は来たの?
  • 猫ひろしは二回も見た