フジロックレポート①

今年はがっつり見たライブなんかは項目分けして、後はだらだら書く。ほんとにだらだらだけの長文になりそうだな。

7月27日(前々日)

今年も2日前から出発。朝から雨でちょっといやな感じ。フェリーでは去年の教訓を生かしてパン持参で乗り切る。今年もフジロック丸の人がいたけど、去年より多かった。でもあれ帰りが慌しいのがね。そういや二等は自衛隊の人が占領してた。

7月28日①

去年と同じく新潟駅前のドトールで朝食。今年は友人と現地で合流なので一人でシャトルバスに。バス待ちの時に知り合いに遭遇。微妙に場所が遠かったのでほとんど話せなかった・・・。前日から一人でキャンプしてたらしい。・・・どこで? 結局その後三日間会えずじまい。
1時くらいに到着。去年よりさらにテントサイトが埋まってる・・・。人多いなぁ。なんとか去年と同じ辺りに二つ分のスペース確保。その後、友人が来るまで二時間近く座ってた。暑かった。友人とテントを張ってる時に奥田民夫が流れてきて懐かしくて気持ちよかった。

7月28日②(前夜祭)

6時に会場(オアシス)入り。明らかに人が多い。オアシスがすでに埋まってる感じ。盆踊りも人がすごかった。つかみんな前にちゃんと進んでよ。今年は結構すぐ終了。太鼓のじいさんがつらかったのかな。
前夜祭のライブはBanda Bassotti、LOCOFRANK、Eddi Reader、FRONTIER BACKYARDの四組。あんまりサプライズはないなぁ。とりあえず人が少ないうちにもち豚とビールで乾杯。塩胡椒がすごかった。

◆前夜祭ライブ

Banda Bassottiは02年のクロージングバンド。友達とグリーン右後方のペットボトルが積んであるところで踊ってた。あの時は後方には人がいなくてスペースいっぱいで楽しかったな。のでまぁ酒飲みながらレッド前でのんびりしてた。LOCOFRANKも。Eddi Readerは中で見る。すごかった。かなり短かったけどよかった。歌上手いなぁ。BACKYARDは見てない。わんこそばの早食い競争も見たかったけど人の密集具合に断念。結局、例年より早く寝た。あ、そういややぐらのとこでポカスカジャンがライブしてたな。「きさくなBJCです」とか「サンボマスターでした」とか言ってて受けた。

7月29日(1日目)

毎年恒例のテントサウナで目覚め。ちゃんとしたテントならもう少しましなんだろけど。ひとまず朝に着く友達を待つ。この人ですよこの人。それからところ天国へ。今年はここが一番気持ちよかった。オアシスは人が多くてゆっくり出来る雰囲気じゃなかったけど、ここは適度に空いてて最高。聴こえてくるユアソンもよくてビールが進む進む。天国バーガーもまじで上手かった。それからヘヴンに行って桜組のピザを喰らう。これはもうほんとにまじでおすすめ。注文受けてから窯で焼いてくれるのね。アツアツで(゜Д゜)ウマー
bobin and the mantraはちょっと楽しみだったけど、割りと普通の音だった。シタールが気持ちよかったけど、だったらインドの民族音楽の方がいいよな。それからオレンジに移動。SKA CUBANOをチラ見。今年はケバヴがオレンジにあった。
cakeとかEddi Readerも見たかったけど、ドラゴンドラに乗る。初めてだったり。いやすごいね。思ったよりも長くて楽しい。着いた先はもう雰囲気が最高。ゆるゆるで天国。ここでも民夫が流れてたな(笑)。ついつい長居してしまって(ブランコとか何年振りにしたんだろ)ソウルセットを逃がす。次第に強くなる雨。15時半くらいに戻ってきたのでヘヴンのソウルセットはあきらめて、グリーンのHIGH-LOWSに。

THE HIGH-LOWS @Green Stage

好きなバンドや有名人はいっぱいいるけどそれは好きなだけであって、あんな風になりたいとか神のように崇めたりとかすることはまずない。けれどもやっぱりああなりたいとか思わされてしまう人物は数人いてヒロトは僕にとってそんな人物の一人だったりする。正直フェスでも単独でも何回も見ているけど今年もフジでのHIGH-LOWSを見てよかった。ほんとにすげぇ。
いつものように上半身裸でバンダナ巻いてるマーシーと変な動きでステージに出てくるヒロト。なんと「ママミルク」で始まり、次に「スーパーソニックジェットボーイ」「Too late to die」とかの最近のライブでの定番が数曲続いた後にまさかの「千年メダル」。よく言われるけど、この曲は他の誰にも書けないラブソングだと思う。この時点で涙腺が緩んできた。
その後、「罪と罰」や何曲か最近の曲をしてからヒロトが手にしたのはフライングV。まさかあの曲?と思ってるとヒロトのMC。マディ・ウォーターズとかの(たぶん)ブルースミュージシャンを挙げて「彼らに捧げます」だったかな? そこからやっぱり「不死身のエレキマン」。視界が一気にぼやけた。なんとか涙こぼすのは我慢したけど。曲の途中で腕をぶんぶん振り回して大車輪をするヒロト。WHOの真似だ、かっけぇ。
後半、ヒロトが今度はエレアコを持って話し始めた。

Can you speak Japanese? わかりやすい言葉で伝えているつもりだけど、どうしても一つだけ日本語に訳せない言葉があります。それはRock'n' Roll。

一昨年のMCといい、どうしてヒロトは最小限の言葉で胸をつくんだろう。そう言った後にヒロトは「日曜日よりの使者」のイントロを思いっきりかき鳴らした。最高にかっこよかった。その後は代表曲の乱れ打ち。「ミサイルマン」「相談天国」「青春」等々。そして「まだ時間があるから」とラストに「ハスキー」。ソウルセットを見逃したことは後悔してない。最高だった。



それからホワイトのPrefuse73へ。でもキングトーンズ目当てだったので、すぐに抜けてオレンジに。

◆キングトーンズ @Orange Court

去年、出演が決定してたけど内田さんの病気のためにキャンセルになってしまったキングトーンズ。ものすごく渋かった。基本はアカペラでゴスペルとかブルースとかジャズとかが交じったドゥー・ワップていうのになるのかな。あんまそういうの詳しくないんで鵜呑みにしないで下さい。でもよかったのは間違いなしです。なんたって結成が1960年ですよ。僕の人生の二倍は歌ってるわけですよ。メンバーみんなすっごい楽しんで歌っている感じで、それがMCにも出ててすごいよかった。ラストに内田さん自らがやると言ってした「stand by me」なんか渋すぎて渋すぎて。もっと遅い時間帯にまた聴きたいです。


それからアバロンDouble Famous 7をカレーを食いつつ見る。民族調で楽しいんだけど人多かったや。全体的に人が多いので早めにホワイトに行く。Steel Pulseがまだやってた。レゲエ。気持ちいい。この次はいよいよ初日ハイライト(になるだろう)のPogues。

◆The Pogues @White Stage

SEでThe Clash流れてるんですよ。何、この憎すぎる演出。テンションまじで振り切れてた。そういやSFUとかも流れてた。さすが。出てくるまでほんとにシェーンが来るのか心配だったんだけど何とかちゃんと登場。でも手に酒持ってるよ(笑)。ちょっと最初は演奏とか歌がかみ合ってない気がしたけど、んなもんどうってことない。The Poguesオリジナルメンバーのライブが目の前で行われてるんだから。
シェーンはまじで酔っ払ってた。曲の合間にMCしてるんだけど、まじで何言ってるかわかんない。メンバーもちょっと笑ってたし、歌いながら酒を盛大にこぼしてたし。さすがだな親父(笑)。
曲名てあんま覚えてないけど、イントロで思いっきり叫んだのは「Sally MacLennane」と「Bottle Of Smoke」かな。もう前者の途中の「Far Away」とか声の限りに合唱した。いやもう全て最高だったわけですが。全体的に2ndと3rdからの曲が多かったと思う。で、アンコールのラスト、ほんとの最後にやってくれたのが「Fiesta」なんですよ。一番くらい好きな曲。やっべぇ、今あの瞬間を思い出しただけでもニヤニヤ笑いが止まらんですわ。もう汗と笑いにまみれてはちゃめちゃになってた。ライブの途中で一度後ろ振り返った時のみんなの笑顔が忘れられない。
そういえばマーシーも見に来てたらしい。2日目に知り合った人の友達が終了後に抱き合って喜んだんだって。さらにそういや、自分の前くらいに市川美和子がいた。普通にかわいかった。顔小さい。すっごい揺れて踊ってた。1日目のベストアクトは明らかにThe Pogues。

ROVO @Field Of Heaven

で、Pogues終了後に余韻に浸りながらヘヴンへ。22時くらいに行ったのかなぁ。もうすでに半分終わってて、着いてしばらくはわりとゆっくりまったりした曲。だからちょっと休憩のつもりで座ったら軽く寝てしまって、気付いたら22時半くらいで焦った。でもちょうどその辺りからどんどんテンション上がってくる曲になってきたので踊りまくり。最後のMCで「夜にこの場所で演りたかった」みたいなこと言ってたけどほんとにROVOは夜のヘヴンのあの照明で見たかったからうれしかった。ツインドラムとヴァイオリンの絡みが気持ちよすぎる。今度は同じ時間と場所で最初からがっつり見たいです。


続きは明日書きます。