『Thunder, Lightning, Strike』THE GO!TEAM

友達に落としてもらったものをREVIEW。これはいいですよ。2004年に「Sonic Youth meets Jackson5」などと形容されてデビューしたイギリスのバンド。これが正真正銘のごった煮サウンド、と言いたくなるほどの音や手法がつまってる。Sonic Youthなんて形容詞は使われてるけどそれは一部分で、むしろ主軸はJackson5のほうかな。ソウルを基調にあとは好きな音なんかをどんどん入れて膨らませた風船のような感じ。だからといって曲のそれぞれが混沌としているかというと、これが驚くほどに口当たりがいいわけです。どことなく子供の頃を思い出させるようなハーモニカのような音でメロディが奏でられたり、子供の声の合唱があったりと、誰もをスルッと取り込んでしまうような幅広さがあると思う。こうしたポップセンスは結構すごいことだと思うな。ただ色んな音をつめるだけでなくて、それをきちんとメロディによって筋を通すことで最高に楽しくて踊れるものに仕上げてる。割と比較される気がするAvalanchesに比べると、より外に向けて開かれた作品という印象。音質の良さとか曲の完成度は二の次で、まずは楽しいものにしようっていう感じがして好きです。今年のフジに来るので見逃さないようにしようと思う。ライブも楽しそう。