LP

  • 『sense and sensuality』AU PAIRS

帰省ついでにいつも覗くレコ屋のNW棚で発見。ジャケのセンスがやたらとよかったのでACRの3rdやサイケデリック・ファーなんかをあきらめてこれにかけてみたんですがね。これが大当たりなんですわ。NWファンクのリズムって割とベースに頼っている印象があるんですが
この作品はベースだけでなくてドラムやパーカッションにも力点が置かれていてそれらが絡み合うことでリズムが単調にならずに非常に様々な色のリズムを生み出しています。さらにそこに切り込んでくるギターはGANG OF FOURのような鋭いカッティング。ただしここでもギターのみが前面に押し出されているのではなく、少し控えめで楽器全体で一つのグルーヴを生み出そうとしていることが見て取れます。そこに乗るのがヘタウマでどこか気だるげな女性Vo。曲も単純なNWファンクにとどまらず、ちょっと変態的な部分もあったりします。あと少しレッチリに似た部分もありますね。レッチリの元ネタなのかもね。M-3のベースラインはレッチリの「Warped」にそっくりらしい。僕は覚えてないんですが・・・。もう僕の好きな要素満載。思わぬ拾い物、と思ってググってみるとめちゃくちゃマイナーってわけでもないのかな?CDも二年前にイギリスで再発されてるし。