M-1

最初からがっつりと。早いうちにミニコメ。

  • 千鳥

最初の入りから序盤にかけてはよかった。彼らの独特な雰囲気がいい方向に行ってたと思う。後半はネタに広がりなし。あそこまで「丘に行こう」を引っ張るのなら、ラストもそれで締めるべきでは。あとボケがネタ中に笑ったのがマイナス。二回目はさすがにまずい。去年からの成長を加味して84点。

顔歪んでるネタは、実際にはそんなに歪んでないだけにちょっと微妙。見てる方が何秒か後の展開を読めてしまう部分が多くて飽きる。同時ツッコミはよかった。82点。

まず最初のつかみで見る側を自分たちの方に引き寄せられてない。漫才もオリジナリティがあまりないし、かといって面白さも中途半端。ダメダメ。70点。

彼らの漫才は「ここが笑うとこ」というのが明確に示されていて、その意味ではテロップ全盛の今のテレビ事情と合ってるのかなと。僕は逆にそこまで親切なのは好きではない。唯一、期待していたハイライトも微妙なところを持ってきていたので76点。

バランスがすごくいい。ツッコミが単なるツッコミに終わっておらず上手くボケを広げてる。「火を怖がるサイ」には爆笑。ただしもう少し芸風を広げないと何回かで飽きられると思う。88点。

はまるかはまらないかでくっきり評価が分かれるタイプ。少しずつ対象をずらしていってその現実との差で笑いを生ませるところが。この手の笑いは対象に何を持ってくるかでも大きく変わってくるのでなかなか難しいと思う。立浪ネタは素晴らしい。でもあまり入り込めなかった。79点。

指ネタを引っ張りすぎ。さらに二つ目のネタが一つ目から飛び過ぎ。これなら普段のボケの掛け合いを途中に入れて最後に指切りネタで落としたほうがよかったかも。決勝にネタを残したのか、これまでとは少し違う形を作ろうとしたのか、少し残念なものになった気が。期待度が高かっただけに面白いんだけどあまり笑えなかった。84点。

テンションの高さで無理矢理引き込まれる。ツッコミはボケに合わせてテンションをどんどん上げていかなくてもいいと思う。もう少し言葉が聞き取れるくらいがいい。ただなんというか普通に笑ってしまった。87点。

ちょっとナレーションを使ったものには食傷気味。もう少し別な形を打ち出してもいいと思う。ツッコミはもうちょっと落ち着いて欲しい。これまた聞き取りづらい。悪くはなかったので83点。

アンタッチャブル麒麟南海キャンディーズという決勝進出はまぁ順当か。笑い飯は本当に悔やまれる。おそらく来年は普段のものに戻してくるはず。千鳥は割を食った感じ。もう少し順位は上でいいのでは。来年は決勝に出て欲しい。

おお、しっかりと決勝にいいネタを持ってきてる。最初の「せーの」の掴みから一気に持っていかれた。なんだかんだいって放送の中で一番安心して笑えた。92点。

またまたナレーションネタ。でもちょっと麒麟と川島(ボケ)の新境地が見れた気がする。準決勝よりずっとよかった。敗者復活からよくネタを残してたな。途中の「がんばれ俺たち」に川原が笑ってしまったのは爆笑。これまで見てきた麒麟の漫才でもかなりよかった。90点。まだがんばれるはず。

まさかM-1でイジリネタから入るとは思わなかった。ボケとツッコミのバランス、温度がちょうどいい感じ。もう少し四分の中で最後をきっちりまとめて終わらせると評価はもっと高くなると思う。87点。

ううん、やはりアンタッチャブルが優勝かな。正直、今年のM-1は全体的に低調だったと思う。その中で彼らの面白さは少し抜け出てる感はあった。紳助と松ちゃんが出てたら何に入れただろう。あの二人のコメントが見れなかったのが寂しい。まぁこんなとこで。