珍しく映画を鑑賞。『アイデン&ティティ』『ROCKERS』『この世の外へ』。
どれもそれなりに面白かった。

何がいいって合間に挿入されてるディランの歌詞。あと峯田が予想外に役にはまってたと思う。でもVoは怪我治ってもバンドに復帰しないの?原作読んでみるか。最後の『LIKE A ROLLING STONE』は渋かった。というかこの曲がこの映画のハイライトになってる気がするんですが。いいのかな(笑)?峯田が着てたコートがかっこよくてずっと気になってた。古着で探すべか。ところで主人公たちはROCKてなんだ?とかいろいろ思うわけですが。まぁそんなものあってないようなもんで。たぶんどんな人が言っても「ROCKは〜」と言った瞬間に大したもんじゃなくなるはず。そりゃ音楽史的に見たROCKというジャンルはあるけどさ。変にROCKとか言わずに素直にかっこいいでいいと思う。

なんつーかベタベタな展開だけど、逆にシンプルでいいかな。その方がルースターズの曲が引き立ってる気が(笑)でもエンディングのクレジット見たらロックンロールジプシーズになってた。そうか・・・。にしてもゲストが豪華。TRAVELLERSとかPRIVATESとか出てるし。陣内の人脈かね。陣内かこいい。でも最初にあのシーンを持ってくると、見てる人にはずっとそのことが頭に残るわけで。さらに物語の予想幅を狭くしてるんじゃないかな。バイアスかけられることを好む人もいれば好まない人もいるから。

うむむ。面白いんだけど。ちょっと中盤がのんびりし過ぎてるかも。で、後半が急ぎ足になってるかも。監督の伝えたいことが上手く伝わってこなかった。最後の朝鮮戦争の死者数が唐突に感じられたし。「この世の外へ」、「OUT OF THIS WORLD」ってかっこいい言葉だな。