2004-09-11 『暗黒館の殺人』綾辻行人 REVIEW book 昨日の内に読んでしまいました。詳細な感想はたぶん書かないんですが。ネタばれしない程度に軽く。『匣の中の失楽』のオマージュだろう冒頭から、綾辻のこれまでの集大成といった感じがひしひしと伝わる。それも館シリーズだけではなくて、囁きシリーズも含めた。館シリーズに登場した人物の名前が時折、顔を覗かせるところにニヤリ。 メインのネタは注意深く読み進めていけば、だいたいの落しどころはわかると思う。でもたぶんこの作品のポイントはそこだけではない。この作品は館シリーズを進めていく中で書かれなければいけなかった話だ。館シリーズを読んできた人は必読(読まない人はいないと思うけど)