その昔、PUNKという言葉はとうのPUNKという言葉を生み出したジョンライドンによって死を宣告された。
そしていつの頃からかPUNKという言葉は音楽性ではなく音楽に対する姿勢を表す言葉として流布し始めた。
まぁいつの頃からかといってもCLASHが『LONDON CALLING』を発表した頃からかもしれないけど。
そして今、ROCK、あるいはPOPなんて言葉もそれと同じものになってるんじゃないかと思う。
個人的な意見であればもうそんなものは一人一人の中にある尺度でしかない。
ROCKってなんだよ。POPってなんだよ。
万人に受け入れられるROCK、POPなんてものはもはや存在しない。きっと。
そんなことはみんなある程度わかってる。のかもしれない。それでも僕らはROCK、POPという言葉を捨て切れない。
そんな曖昧な定義なんてやめにしないかい。
音楽なんてみんなWORLDMUSICなんだから(少し語弊があるのは承知の上で)。
音楽は音楽であって、日々の生活を劇的に変えるものなんて、まずありはしないんだ、きっと。
そんなことを承知の上で僕らは音楽を聞く。音楽と共に暮らしていく。音楽なんてそんなもんだ。