題名のいらない音楽会
行ってきました。
思ってたよりもかっこよし。というか向井のあの詞世界を堪能するにはああしたギター一本でやるほうがいい。向井は正体を隠して短編小説を書いてくれないだろうか。あの詞世界を歌詞だけに留めておくのはもったいない気がする。でもきっと舞城のように整合性が（無理やりでも）あるものは面白くないかも。ナンバガの性的少女をやってたけど、他の曲に比べて詞が面白くなかったし。たぶん性的少女は向井の書く詞の中でまだ物語としての筋が一本通った曲だからだと思う。一つの物語として完結しちゃってる。一つ一つの歌詞の断片を切り出せば向井らしさにあふれてるんだけど。
CDから受ける印象とあまり変わらず。ちょっと前より希望があるたたずまいに見えたけど。それより彼は今、何歳なんだろう。公式サイトを見ても載ってなかった。
正直、すごい感銘は受けなかった。でもあの人は普通にいい曲を書き続けてますね。それがすごい。あとバンドがやたらと楽しそうだったのが印象的。
