2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新刊

『島田荘司のミステリー教室』島田荘司

そうそう島田荘司『島田荘司のミステリー教室』について。内容というか島田のミステリー観はまぁ今のところ特に、という感じであまり言及しようと思わないし、日本人論については余りにも大雑把で何も言えない。この「日本人」て何を指してるのかね。 それよ…

http://www.pitchforkmedia.com/page/news/40473/Kevin_Shields_MBV_Will_100_Make_Another_Album#40473(少年逃亡兵さんより) これはまじですか。過度な期待は禁物、と自らに言い聞かせておく。

地震の日

別段、普段であれば何のことはない普通のことではあるけれど、この日にあいぽっどが「満月の夕」を選んでくると何ともいえない気分になる。この曲の2:00辺りの掛け声を聴くといつも泣きそうになるのはなんでだろ。

古野まほろ『天帝のはしたなき果実』 ≪評価:1≫

久方ぶりのトンデモ地雷本キタヨー、なんて笑ってすませられないのはこの本の販促として『虚無への供物』と宇山日出臣の名前を掲げているからだ。いや別に自分は『虚無』を最高に面白い小説でありミステリであるとは思うけれども妄信的な肩入れなぞはしてな…

森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』 ≪評価:5≫

いやぁ素晴らしい。森見の第四作は、デビュー作と第二作の雰囲気を受け継ぎつつも、さらに作風の幅を広げたものとなった。おそらく多くの感想が触れているであろう、その変化の要因はやはり「彼女」の存在。帯にもあるように天然キャラの「彼女」の存在が作…

歌野晶午『密室殺人ゲーム王手飛車取り』 ≪評価:2−≫

うーん、正直これは少し期待外れだった。五人のチャット仲間が実際に事件を起こして、それを他の四人に推理ゲームとして提出する、という形になってるわけだけれど、こういう形式の場合、割と落ち着く先が決まってきてしまうと思う。もちろん狭い意味ではい…

歌野から読むことにした。

桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』 ≪評価:4+≫

すでにネットのあちこちで絶賛の嵐と言ってもいいほどの評価を受けている今作。正直に言うとやはりそうした作品はどこか身構えて読んでしまうわけだけれど、まぁなんというか前評判通りの作品ではありました。読み終わった後に考察めいたものを書き付けてお…

新刊

『意味の論理学 上』ジル・ドゥルーズ 『意味の論理学 下』ジル・ドゥルーズ 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午 『天帝のはしたなき果実』古野まほろ わお、『意味の論理学』は新訳のみならずトゥルニエ論やらクロソウスキー論なども所収。それでこの…

桜庭の新刊読書中。噂に違わない傑作の予感がする。ただ・・・。

古本

『別館三号室の男』コリン・デクスター 『終りなき夜に生れつく』アガサ・クリスティ 『晩餐会の13人』アガサ・クリスティ 『寝台車の殺人者』セバスチアン・ジャプリゾ 『消された時間』ビル・S・バリンジャー 『食卓にビールを2』小林めぐみ 『食卓にビー…

もうかれこれ七年ほど夏に苗場に行くのが規定路線のようになってしまったけれど、どうも今年度?からそこのスキー場に新しい建物が出来たらしい。 http://www.princehotels.co.jp/ski/naeba/dayuse.html プリンスホテル正面から見て右側。夏に駐車場になると…

2006年の音々

もう去年になっちゃったけど音の感想。順位はなし。 『Waiting For The Time To Be Right』THE BROTHERKITE 1stはこれまで生きてきて出会った中でもほとんど完璧な一枚で、今のところ生涯ベスト3どころかベスト1を争う音源だった。なので正直、不安を持っ…

謹賀新年

てなわけで、あけましておめでとうございますなのです。なんだかそもそもよろしくないと思われる自分の頭や感受性が年々悪くなっている気がしてならないわけですが、それでもなんとかやっていきたいと思います。現実もここも。よろしくお願いしますなのです。